- 2009-02-26 (木) 9:50
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2/19にP2Pネットワーク実験協議会主催のシンポジウムが開催された。
朝から夕方まで拘束されるのは効率が悪かったので、当日はストリーミングで中継されたものを見ていた。
(こうやって現地にいけない人向けにストリーミングすることが当たり前になってくれればいいなぁ)
数年前に比べて総務省が支援しているだけあってパートナーにも恵まれ、確実に検証を進めて実績を積んでいることが分かった。特にウタゴエさんが開発したインストール不要のサービスが紹介されていて、彼らのすばらしい技術力が今までの課題を一つも二つもを越えてきている感じがよく分かった。
P2Pの普及可能性を考えてみる。P2Pが導入がもたらすメリットは
- エンドユーザ間で配信されれば、従来の配信元となるサーバ側の帯域を減らすことができる
- 帯域の効率的な利用が可能になる
- 大抵ユーザからのリクエストパケットは小さく、配信する側はファイルなどを送信するので、配信側から見たトラフィックは下りが少なく、上りが多くなる非対称トラフィックの傾向になりやすい
- 配信者側はトラフィックが減るので配信コストが大きく削減できる
このメリットはコンテンツを配信したい側にとって大きなメリットがある。
一方懸案される点は
- 実際ユーザが無意識に実際配信処理をしていること
- 従量課金制はほとんどないにせよ動画を流すとなるとかなりの帯域をユーザに負担してもらうことになる
- Winnyからくるネガティブイメージ
- ファイルオーバー機能の充実 配信しているユーザがPCを落とした際の再配信がスムーズになること
- 配信管理側のマネージ機能/新規体制作り
- エンドユーザ間トラフィックはもはやISP側では追えない部分になる
- P2P配信状態をモニタリングできる仕組みと不具合検出復旧対応が取れること
くらいだろうか。
クラウド SaaS の考え方があり、データのすべてをサーバ側に置く傾向が強まって P2P としてのメリットが生かしづらい環境になってきたと思っていたが、放送・ストリーミング配信での利用シーンに特化されてきた感じがする。
冒頭のどなたかの発言で「P2Pはあらゆる人たちをネットワークでつなぐと言う意味で、最もインターネット的なモノだ」とあったが、まったく同意。今まではサービス提供者側とユーザ側が完全に分ける意識が強すぎたのかもしれない。本来はどちらにでもなれる環境があるのだから。
長く議論されてきた P2P の導入がますます進むことを感じたシンポジウムだった。
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